PiDEA編集部(以下、編):一六商事さんって会社は業界でもトップクラスの業績ですが、Xではあまりお見かけしないような気がしますね。
かなぴ〜エリア長(以下、か):今年の6月に千葉エリアに異動となってから私も本腰を入れ始めました。そこから会議などで、「みんなで積極的にXをやりましょう」と提案をしているところですね。
編:グループの中でかなぴ〜さんが一番大きなアカウントなんじゃないでしょうか。
か:そうですね。店舗アカウントとしては6000フォロワーなどのアカウントはあるのですが、エリア長や店長のような個人運用のアカウントだと私が一番大きいアカウントということになります。
編:2019年からアカウントはあるようですが、見る専だったりしたんですか。
か:見る専で、なぜかInstagramの方で10年くらい頑張っていたんですよね(笑)。でも、いろんな法人の動画とかXをみていて、やっぱりパチンコ業界はXを主戦場としないといけないよなって。
編:ちなみにかなぴ〜さんご自身はXの運用は、その2019年が初だったり?
か:15年くらい前、水戸店で勤めていた時に、ブログを毎日欠かさず更新していたんですよ。当時からイベント、新装、設定示唆などの案内、P-WORLDのHPでオープンな場でアンケートをやっていたりしたんです。結構答えにくい調整みたいなところもお客さまから突っ込まれたりしつつ、それをどう返答していくかということをほぼ毎日やっていました。
編:それって今でいうXの運用みたいな。
か:まさにその通り。その時の延長線上の感覚でやれています。
編:ただ、店長とエリア長では置かれている立場が違うじゃないですか。その難しさはありますよね。
か:営業については店長が主役だと思っています。まだ会社全体で後発なため、そこまで影響力のあるアカウントが育っていないんです。なので、私のアカウントで店舗から発信するものをバックアップしたり、フォローを入れるようにしています。
編:一六商事さんとしても、Xアカウントが育っていないのは課題と言えそうですね。
か:そうですね。SNS全般の運用も割と最近始まったばかりで、YouTubeのチャンネルもありません。これから育てていこうと思っています。
編:ちなみにXを運用していて良かったことって何かありましたか。それ自体が結局多くの人を動かす要因になると思うので、ぜひ語っていただきたいです。
か:ここ1〜2カ月の間、ありがたいことに法人間の共闘企画へのお誘いを受けたことと動画配信会社とのコラボお誘いを受けたこと。そして何よりも多数のお客さまからホールで声をかけてもらってお話しできたことですね。
編:共闘なんかは結構Xがきっかけになったりしますよね。それこそ他エリアとかのホールと絡むとなれば必須レベル。ちなみに顔出しはされないんですか。
か:サングラスでは出ているんですが、やっぱり顔出しした方がいいんですかね。
編:私も42歳なんですが、今年から顔出しするようになりました。最初は抵抗ありましたが、一回出すようになってからは結構もう当たり前の感覚になっていますよ。やっぱり、何かを隠して運用するよりも、出ている方が信頼は得やすいんじゃないかなと思います。
か:そうですかねぇ。じゃあこの取材をきっかけに出していこうかな(笑)。
編:責任は持ちません(笑)。
か:とはいえ昔はバリバリ表に出るタイプの店長だったんですよ。水戸で勤めていた時は、自分の名前で「◯◯の日開催!」みたいに店内販促として全面的に出していました。
編:「俺がイベントだ」ってことですよね。
か:水戸地区は超激戦区だったので、自分がお店の顔になって、「自分の顔」と「自分が店長であることを覚えてもらおう」としてやっていました。また、以前当社で経営していた「ご老公の湯」という温浴施設がありまして、ここで全国から店長を集めて会議をやろうとなった時に社長も来るということを聞きつけ、その日に合わせて「社長来店の日」などをやったこともありました(笑)。
編:やっぱり効果はありましたか。
か:茨城県中に名前は響き渡ったと思っています。自分も21歳になる年に入社したんですが、もう41歳になってしまいました。20年経っちゃっているので、自分の思いをどう伝えて若い人たちを育成するかに、今は重きを置いています。
編:実際若い方々はかなぴ〜さんからみてどうですか。
か:SNSの運用って、まめに更新できる人は誰に言われなくてもできるじゃないですか。言われてやっているうちはどうしてもやらされている感が出てしまう。だから私が社内で率先して更新し、それを見て真似してくれる人がいたらいいかな〜といったところです。
編:ちなみに目標みたいなものはありますか。
か:フォロワー数を重視している訳ではありませんが、Xのアカウントを万アカにしたいことが1つ。2つ目は動画配信、ライブ配信をしていきたい。3つ目は最新台に頼った営業にならないよう既存の古い台を大切にした営業でお客さまへの還元、唯一無二の店舗づくりです。
編:熱心なフォロワーと仲良くなっておくこともいいかもしれないですね。
か:最近は私、何日のこの時間はホールにいますということを出しているんですよ。今日も女性のお客さまから「かなぴ〜さんフォローしてます」って声をかけれましたし。
編:会いにいけるエリア長って珍しい。
🌈新体制開幕🌈
— かなぴ〜⭐︎千葉MGMエリア長 (@kana103yuki) July 1, 2024
千葉エリアMGMグループ5店舗
正直に言います
千葉エリア5店舗を一斉に
すぐに良くは出来ません!
私が思い描くお店にするためには
かなり時間がかかります
※ちなみに現在10%
これからの5店舗の変化に
注目していただければ幸いです🙏#MGM成田 #MGM行徳#MGM銚子 #MGM芝山#MGM八街 pic.twitter.com/iICiDV9xhs
か:新エリアの長として1人でも多くのお客さまに顔を覚えてもらいたい。そうした地道な活動のおかげか、並びの人数も結構増えてきました。イベントの信用性も上がったんだと思います。
編:数字ではどれくらいです?
か:千葉の5店舗はこれから力を入れて立て直していこうと思っています。徐々に良くなってきていて、朝の並びが1桁しかなかった数店舗が今では30〜80名、元々並ぶお店でも100名前後が今では300名まで並ぶようになりました。また、こんな時代だからこそメダル機コーナーに力を入れています。グランベルムやカバネリを大幅増台。そして、アクロスシリーズの再設置&増台です。Xとお店の努力でイベント日には朝から満席になります。
編:営業を強くして、なおかつ発信力も増えるようにしたら効果があることが実証されましたね。
か:失敗を恐れず、スピード感を持って何事にも挑戦していきたいです。一生懸命考えた施策があっても、それが最善策とは思っていないですし、日々自問自答でどうしたらいいか考えています。最前線に立って頑張っていきます!
聞き手:PiDEA編集部コガワ(@pideanaotoko1)