これからホール導入される話題の新台をPiDEA Xがトコトン調査する企画。今回は株式会社セントラルの島国★購買部に評価を聞いてみた。
スマスロ ガールズ&パンツァー 最終章
ホール導入予定日:2月5日
通常時はベル7回成立時の抽選や、レア役からチャンスゾーン(以下、CZ)を目指し、ボーナス当選を狙う仕様で、ボーナス後は必ずATにつながるゲーム性。
CZ当選率は内部状態で変化し、弱チェリー成立時や100G消化ごとの抽選、連続演出失敗時に昇格を抽選する。なお、1度上がった内部状態はCZに当選するまで転落しない仕様となっている。また連続演出中はレア役で書き換え抽選を行っており、弱チェリーなら25%、強レア役ならCZ当選濃厚となる。
レア役のヒキ次第で展開が大きく変化するゲーム性になっているが、レア役の合算確率は1/24.4で、強レア役のみに絞ると1/47.7となっており、かなり引きやすい確率帯となっている。CZの初当り確率も高めなため、比較的遊びやすい仕様と言えるだろう。
CZは大きく分けて選択式CZ「ガルパンチャンス」と上位CZの2種類で、メインは成功期待度約32%の「ガルパンチャンス」。このCZは全5種類から好きな告知タイプを選ぶことができる。 上位CZは成功期待度47%の「ガルパンレース」、成功濃厚な「ボコミュージアム」、そして成功期待度60%超だが、失敗してもAT当選、成功すれば特化ゾーンスタートとなる「あんこう無双チャレンジ」の3種類ある。
いずれのCZも、小役を引くほど突破期待度がアップする仕様で、打ち手の小役のヒキがCZ突破の鍵を握っており、叩きどころとなっている。
CZ成功後は3種類のエピソードボーナス(あんこう無双チャレンジ成功時はAT中ボーナスと同様)を経由して、AT「戦車道」に突入する。
AT「戦車道」は、攻防パートと、ボーナスパートがループするゲーム性で、継続率は約76%。攻防パート中は主に小役コンボ(小役の連続)で敵戦車撃破を目指していく。小役コンボは、リプレイ以外の小役で敵をロックオンし、その後全小役で撃破を抽選する。敵隊長撃破で勝利となり、バトルの展開に応じてBランク(100枚)からSSランク(平均278枚)のボーナスを獲得できる。なお、隊長戦やボーナス中は「当て勝つ」という2択当てがあり、成功すればAT中は勝利、ボーナス中は次戦が有利になるキャラが参戦する。
さらに9連勝やSSランク時はボーナス枚数上乗せゾーンの「大あんこう祭り」へ突入し、消化後は継続率約88%の上位AT「戦車道無限軌道」へと移行する。ED後も再度「戦車道無限軌道」に突入するというブチヌキSPECが本機の魅力だ。
人気シリーズがスマスロで復活 もしかするとこの台は荒い!?
レア役での抽選に重きをおいたゲームは自力感満載で、ヒットの匂いがする。通常時は、己の引きがCZ突入とCZ突破につながるため、かなり打ちごたえ、叩きごたえのある台になりそうだ。
ガルパンシリーズのATといえば1戦ごとに対戦校が変わるのがおなじみだったが、今回は3戦連続同じ相手と対戦するフローになっている。歴代シリーズの打感であれば、次戦の相手に一喜一憂したものだが、今作ではその変更がどのような感触になるのか注目だ。
株式会社セントラルのY部長は「最近の平和・オリンピアの台は『L主役は銭形4』や『L戦国乙女4』のように、メーカー公表値よりもMYが高くなる傾向があります。もしかするとLガルパンも設定1の出玉率が98.1%なので、MYが上振れるのではないか」と語る。
実際にホールで動き出してみないと分からない数値の話であり、MY公表値とのMYの差を体感できるほどかは不明ではあるが、もし想定以上になるとすれば「L主役は銭形4」や「L戦国乙女4」のような人気を得るかもしれない。Y部長のいう通り、低設定でも爆発するようなことが立て続けに起これば一気にスマスロを牽引する機種になる可能性すら秘めているだろう。導入初日に実際に打ってみて、その是非を確かめるのも初打ちの醍醐味と言える。ホール導入は2月5日からとなっている。実機の打感を確かめることが楽しみでしかたがない。