もり田さん(以下略も):休憩時間45分で来たんで、あんまり時間なくてすみません。よろしくお願いします。
編:実戦中にすみません(笑)。では、さっそくなんですけど、吉本興業さんに所属されている芸人であり、ハナハナ専業(?)の動画配信者という2足のわらじを履かれていますが、現在に至る流れ、プロフィールを教えていただけますか?
も:ハナハナ専業なので、当然愛知県出身です。大学時代にパチンコ未経験の友人と一緒に誘いあって某パチスロ機をはじめて打ちました。そこで勝てたことがきっかけでハマりましたね。「こんなに簡単に勝てるならやるしかないな」と、ほぼ毎日打つようになりましたね。
編:それでどっぷりハマった感じですか?
も:そうですね。おかげさまでハマりすぎて、半年留年することになりましたけど(笑)。一番最初に勝った機種は違う機種だったのですけど、ハマってからはハナハナシリーズばっかり打ってましたね。
編:なるほど。そうして、「ハナハナ専業」が生まれたんですね。卒業後に吉本興業さんに入られたんですかね?
も:いや、実は大学3年の時に一度名古屋吉本に所属していました。
編:もともと、芸人さん志望だったのですか?
も:そうですね。その気持ちは大学に入る前からずっとありましたね。
編:もともとお笑いが好きということなんですかね。誰かに憧れていたとか、目指すきっかけみたいなものはあったのでしょうか。
も:なんていうか、クラスに一人くらい「みんなを笑かす奴」みたいなのっていませんでした? 自分で言うのも変な話ですけど、そういう立ち位置だったこともあって目指そうかなと思っていった感じですかね。まぁ、芸人目指す理由としては「あるある」ですかね(笑)。
編:クラスにいるひょうきんなキャラという人は、自分が学生時代にもいましたけど、そこから本当に芸人を目指すというのはなかなか思っても足を踏み出せないような気がします。実際に行動に移されるのはすごいですね。では、大学在学中に名古屋の吉本興業に所属されたということですが、NSCのような学校に入られたのですか?
も:いや、名古屋の吉本は学校なくて、面接だけで入れたんです。高校時代の友達に誘われて、二人で名古屋吉本の面接を受けて、合格して1年所属したんですけど、結局辞めて、その友達とは解散しました。その後、大学を卒業して一人で東京に出てきてNSCに入学しました。
編:ご友人との活動は続けられなかったけれど、芸人になりたいと思って東京を目指されたということですね。学校は何年通うんでしょうか。
も:1年ですね。4月に入学して3月で卒業。その後は事務所所属で芸人1年目となって、劇場にたってネタを披露していく感じです。
編:そこから芸人スタートなんですね。ルミネとかそういう劇場に立つんですか?
も:若手はヨシモト∞ホールの横にドーム1とかドーム2というステージがあって、そこで月に1回のネタ見せがあります。そこで勝ち上がると神保町にある劇場に立てるようになります。
編:なるほど。賞レースではなくても、そのような若手芸人の方たちがしのぎを削る場があるんですね。やっぱり、大変な世界なんですね。では、そろそろ本題なんですが、お笑い芸人をしつつパチンコ関連動画をつくるようになったきっかけを教えていただけませんか?
も:それは主に2つの理由がありまして、1つは芸人になってからもそうなんですけど、結局はパチスロを打っていくわけじゃないですか。で、結局打っていると負けが続くこともあるんですよ。それが続いていた時に「このままじゃ(パチスロやっている)意味がないな」と思ったんです。それで、今は芸人をやっているし、パチスロも打っている。これをなんとか融合できないかなと思ったんです。最初は舞台でネタにして披露したんですけど、劇場に来るのは結構若い女性が多くて、そういう人たちにはあまり伝わらないんですね。だったら動画にしようと、動画ならばパチンコやパチスロを知っている人にも届くだろうと考えたのがきっかけです。
編:もう1つの理由はなんですか?
も:芸人として劇場に立つ上でのシステムの話なんですけど、舞台に立つ際に入場チケットを自分で何枚か買うんですよ。それをファンの人に買ってもらって出演するのですが、そのチケットが売れないと劇場に出てもマイナスなんですね。ファンの人がいないとチケットが売れない。だったらファンを作って、劇場にきてもらわないといけないじゃないですか。自分ができることを考えた時に浮かんだのが、パチンコ系の動画でファンを作るということだったんです。
編:なるほど。お話を聞くと、パチンコ系の動画配信は、あくまでも芸人として成功するための手法であり、メインは芸人として成功することが目標なのですね。
も:そうですね。主軸は芸人なので、(パチンコ・パチスロ系の)動画は手段ですね。
編:動画の内容を拝見すると、「ハナハナ専業」というキャラクターを中心にパチンコ屋さんにいるような人、あおる人、キレる人などをお1人で演じられていますが、やはりパチンコ屋さんでお客さんを観察してネタを考えていらっしゃるんですか。
も:最初はそういう風にしていたんですけど、なかなかうまくいかなくて、今はカフェに行ってノートを広げてネタを考えていますね。このやり方でも絞り出せばネタが浮かんでくるんで。
編:動画でいろいろなキャラを演じていますが「ハナハナ専業」がメインの理由は何でなのでしょうか。東海や北関東ならば分かりやすいですけど、それ以外のエリアでは伝わりにくいんじゃないかなと思うのですが?
も:やっぱり、愛知県出身でハナハナをメインで打ってきたのもありますし、ハナ専って高速でビッグをそろえてみせてドヤったり、受け皿や箱をカチ盛りにしてみせたり、対外的なアピールがすごいんです(笑)。自分もそれを見せつけたいですし「愛知にはこういう専業がいるんだぞ」というのを広く知ってもらいたいのもあって動画のメインキャラになりましたね。
編:今後の意気込みやファンへのメッセージがあればお願いします。
も:主軸は芸人ですけど、動画もやるからには全力を出したいですし「ハナハナ=もり田」と思われるくらいに頑張っていきたいと思います。ファンの方には「自分がいるのでハナハナ界の将来は安泰です。いずれハナを全国区にしてみせます」と言いたいですね。あの、そろそろ時間なんで良いですか? 1ゲームでも多く回したいので。
編:最後までありがとうございました(笑)。これからも活躍期待しています。
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