2024.02.09/メーカー
日本生産性本部余暇創研は7月14日、「レジャー白書2023」(速報版)を公表した。
それによると、パチンコの参加率は8.1%と前年の7.3%に比べ0.8%増加した。過去の同白書の数値と照らし合わせると、この0.8%の増加は約80万人に相当(0.1%で約10万人)するため、弊社の推計によれば2022年のパチンコ参加人口は約800万人に回復したと思われる。ちなみに、同白書の2022年版では、パチンコの参加率は7.3%で参加人口は720万人、中央競馬は参加率8.0%で参加人口は790万人だった。
こうしたパチンコ参加人口の回復は、昨年ホールの稼働に貢献したパチンコ機のPエヴァ15やPReゼロ鬼がかりver、パチスロ6.5号機やスマスロなどが大きな要因と考えられる。
また、年間平均活動回数は、前年と比べ0.1回減で31.9回と横ばい。年間平均費用は同5800円減の8万8400円となった。このように1人あたりの年間費用が減少したものの、参加人口が増加したことはパチンコの市場規模にどのような影響を及ぼすのか。参加人口・市場規模などの正式な集計は、秋口にまとまる予定としている。
その他、同白書(速報版)では「仕事より余暇を重視する割合が年々増加傾向にある」ことや、「余暇活動参加率では、『国内観光旅行』が1位(参加率 42.8%)である」ことなどが公表された。
なお、白書のベースとなるアンケート調査は今年2〜3月にインターネットを通じて実施、全国の15〜79歳男女、3306人から有効回答を得て集計・分析している。