ベトナム出店を検討する
日本法人関係者も来店
「前回の取材を受けてからおかげさまで大きな反響がありまして、日本でパチンコ店を経営されている法人の方からも多数の問い合わせを受けました。ちょっと問い合わせが多すぎて逆に加減してほしいと思うこともあったくらいです」という菊田氏。すでに4法人が現地に来て、直接面会しているという。
「メールなどでの問い合わせはもっと多いのですが、やはり直接お会いしてみないと詳しいことは話せません。なので、興味があるならば一度店舗にお越しくださいと伝えていたところ、4社の方がお見えになりました。まだ、具体的な話までは進んでいませんが、ベトナムでのパチンコ店経営に興味を持たれる方は多いですね。商談の後は4号機をたくさん打っていただけるので、お客さまとしても歓迎させてもらっています」とのこと。
残念ながら来店した法人の社名は明かせないとしながらも、興味を持っているのは、日本で数店舗を運営する中小法人が多いと話してくれた。
「日本に比べれば家賃も人件費も安い。現地レストランの時給は約100円です。そんな中で当店は時給150円で雇っていますから人気のアルバイトになるのではないでしょうか。なので、ベトナム出店のメリットは多いと思いますよ。興味があればぜひご連絡ください」
日本人客爆増?
著名YouTuber来店
これまで、同店の情報を発信してきたのは、国内で活動するパチンコ系のYouTuberたちがメインだった。今も変わらず撮影する人は多いのだろうか。また、前回の取材時はメインの客層は韓国人で9割を占めると話していたがそのあたりの変化も聞いてみた。
「おそらく、abema TVをご覧になられた方も多いかと思いますが、芸人の方が高レートで遊技する様をみて、パチンコ系YouTuberの方以外の撮影も増えてきました。チャンネル登録者数が100万人前後という人気のYouTuberの撮影も増えています」
パチンコのみならず、ギャンブル系としてポーカーなどを取り上げている著名なYouTuberやメディアにも多数登場している人物などの撮影も行われている。また、abemaの影響などもあり、客層も徐々に変化してきていると菊田氏は続ける。
「前回取材時は韓国人メインとお伝えしましたが、おかげさまで日本人の方もかなり増えてきて、約4割が日本人、6割が韓国人という状況で、売上も増収増益となっています」
ダナンへの直行便就航
さらなる集客へ期待
影響力の高いYouTuberが来店することでさらに集客アップも見込んでいる同店。昨年末にはフロアの設置台数を120台に増やしたという。また、年末年始にはオープン前には60人が並んだオールナイト営業などイベントも実施して、さらに稼働アップを図っている。
そんな同店はベトナムのリゾート地であるダナンにあるが、日本からの直行便が無くて利便性が悪い弱点があった。しかし、3月から羽田-ダナン(ビエットジェット)、成田-ダナン(ベトナムエアライン)と2本の直行便が就航予定となっていて、さらに多くの日本人集客を見込む。
「直行便が就航すれば、さらに日本人のお客さまが来てくれると期待しています。実機も増やしましたし、定期的にイベントもやっていこうと思っているのでぜひ足を運んでもらいたいですね」と語ってくれた。
徐々に「パチンコの聖地」になりつつあるベトナム・ダナン。まだ正式な就航には至っていないが、「直行便が飛べばベトナムパチンコツアーのようなものもできるのではないか」と菊田氏は期待している。