5月25日、遊技産業未来研究所(中野忠文社長)は第71回未来研究所会をGoogleMeetを用いたオンラインセミナー方式で開催。ホール関係者ら約70名が受講した。その中で、第2講座を行ったワクワクランドの涌嶋士郎代表は「6.5号機特有の設定活用法」について講義を行った。周知の通りだが、6.5号機の特徴は以下の通りである。
①一撃で差枚数+2400枚の獲得が可能
②有利区間G数最大4000G
③有利区間ランプ非搭載可
④差枚数19000枚でコンプリート機能が発動(強制終了)
涌嶋代表によれば6.5号機でもっとも気をつけるべきなのは、設定変更やリセットのタイミングだという。というのも、吸い込めば吸い込むほど出玉期待値が上がる反面、設定変更時やAT終了後の期待値が低い傾向にあったり、天井が高く、低純増機のリリースも予測されるからだ。
これからリリースされる6.5号機は、店舗で設定変更時の挙動を把握する必要がある。なぜならばユーザーは設定・リセット判別にG数解除の前兆のズレや天井発動のズレを見極めて立ち回るため、特にリセット時の天井短縮(G数・周期・CZ回数など)は、機種ごとの把握が重要だという。ユーザーは店舗の機種をシビアに判断するため、店舗の手法によっては、客離れにつながる可能性も大いにありうるという。
「投資額+2400枚がリターンするので今よりもユーザーの投資意欲は高まると思います。これから設定狙いではなく、ハマり狙いも増えるでしょう。設定変更でも前日の遊戯状況はリセットされてしまいます。ハマり台をリセットするイメージは、4号機時代のストック飛ばしと同じです。ユーザーの信用低下につながる行為は避けていきましょう」と同氏は強調した。
Sキャッツアイ |
タイプ | A+AT |
AT純増枚数 | 約0.7枚 |
ボーナス込 | 約1.9枚 |
ベース | 36.8G |
コイン単価 | 2.5枚 |
平均TY | 368枚 |
平均MY | 2,329枚 |
備考 | ビタ60%成功時:機械割98.7% |
Sシリウス |
AT純増枚数 | 約4.5枚 |
ベース | 約31G |
コイン単価 | 約4.0枚 |
MY | 3,000枚 |
モードTY | 1,060枚 |
備考 | 減算区間があるため、純増は所感3枚ほど。モード判別は表面上で不可。ボーナス当選確率:シリウスモードA 1/32、シリウスモードB 1/70、引き戻しモード1/100どのモードでもボーナスがハマる可能性がある。 |
S犬夜叉 |
AT純増枚数 | 約1.8枚(擬似ボーナス中は純増5.0枚) |
ベース | 約33.6G |
コイン単価 | 約3.6枚 |
MY | 3,450枚 |
TY | 620枚 |
5,000枚over率 | 設定①20.0%〜設定⑥40.9% |
10,000枚over率 | 設定⑥:3.49% |
備考 | ユーザーにとって出れば出るほどひりつくゲーム性を搭載。設定456の機械割が従来の6号機と比較するとかなり高い。 |
Sアクエリオン |
AT純増枚数 | 2.5枚 |
ベース | 33.9G |
コイン単価 | 3.3円 |
MY | 2,543枚 |
設定① | 96.8% |
MY | 771 |
備考 | 多彩な出玉トリガーを搭載しているが、他の6.5号機と比較すると少々出玉性能面で劣るかもしれない。G数周期100G以内がチャンス区間で設定判別(リセット)が可能なため、打ち替えは要注意。 |
S甲鉄城のカバネリ |
AT純増枚数 | 約6.0枚(RB中2.8枚) |
ベース | 約33G |
コイン単価 | 約3.0円 |
MY | 2,644枚 |
減算区間 | あり |
備考 | 有利区間リセット時はST(AT)が発動する。一撃最大6,000枚までは可能で、アラジン×バジリスク絆的なゲーム性 |
S鉄拳5 |
タイプ | A+AT |
AT純増枚数 | 約1.3枚 |
ベース | 約34G |
コイン単価 | 約2.6円 |
平均TY | 487枚 |
平均MY | 2,487枚 |
備考 | ボーナスで出玉を伸ばすタイプなのに、ボーナス合算確率1/273と重め。シリーズ最新作だが、ユーザーにウケるかどうかがキモになる。 |
S政宗 戦極 |
AT純増枚数 | 約2.4枚 |
ベース | 34G |
コイン単価 | 3.5円 |
平均TY | 960枚(戦極ループ込み) |
平均MY | 3,170枚 |
備考 | 戦極ループは全設定共通50%、ハマっても出る、ハマらなくても出るゲーム性が特徴。 |