第22回神保美佳のマニアックコラム「展示会おみやげ品評会」
年末年始にかけ、おみやげとしてもよく配布されるカレンダー。今年もいくつか集まりましたが、このジャンルに至っては…実はあまり積極的に収集しておりません。「マニアなのに、ダメじゃないか!」と、お叱りを受けそうですが、カレンダーといっても卓上ならともかく巨大なものまで数多くあるのですから、それらを全部集めていたら住む場所がなくなってしまう…という理由があるのです(笑)。
そんな私ゆえ、お気に入りを厳選してこっそり保存していますので、今年のお気に入りと共に少しご紹介したいと思います。
まず、写真1(左)はユニバーサルの卓上カレンダーで、セットする前の状態です。そして手前のカレンダー冊子を差し込めば…写真1(右)のようになるというもの。台座の部分は木製になっており、シックで高級感があります。もちろん、カレンダー以外にも色々使えそうなので、かなりポイントの高いグッズといえます。
一方、パチンコでは写真2の高尾の卓上カレンダー&特製タオルが秀逸でした。高尾といえば、近年「キレパンダ」というチャンスキャラがおなじみ。昨年は着ぐるみもデビューして驚かせましたが、可愛いイラスト満載の卓上カレンダーとイラスト入りタオルとWで攻められたら…もう、無条件で保存しちゃいますよ。
で、そんな高尾ですが昔のカレンダーはどうだったかというと…今から12年前、2003年のものを見つけました(写真3)。ジャーン、何と小池栄子のセクシーな写真を使ったものだったんですね〜。が、当時のカレンダーはお得意様(ホール)優先で配布されていたため、私は入手することができず、確かこの写真はショールームで撮ったものだったと思います。今考えれば、かなりの「お宝(色んな意味で)」だったかもしれませんね。
それから、変り種で今も印象深いのは写真4。山佐の2004年壁掛けカレンダーです。写真では分かりづらいかと思いますが、ケロットやウィンちゃんなどオリジナルキャラクターがボコッと浮き出ており、ペラでも充分な存在感を醸し出していたものです。このパターンで毎年出すのかな〜と期待していたものの、どうやらこの年だけだったようで、少し残念でした。
そして最後は、いわゆる「エラーもの」としてネタにさせてもらっている、奥村の2004年「チャップリンカレンダー」(写真5)。当時奥村では大型タイアップとして同機種を大プッシュ。カレンダーにも喜劇王をフィーチャーしていましたが、ロゴをよ〜く見ると「CALENDAR」ではなく「CALENDER」となってしまっています…。よくあるミスですが、これも今となっては「お宝」といえるのではないでしょうか。
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神保美佳
1990年、パチンコ好き が高じてOLからパチンコ業界誌記者に転身。93年にフリーとして独立。以降、「パチンコ必勝ガイド」やスポーツ新聞、一 般誌、業界誌などで活躍。パチンコ関連グッズコレクターとしても有名で、これまでにパンフレットや遊技機の部品、展示会のお土産など数千点を収集。著書に 「パチンコ大図鑑777」(白夜書房)、「パチンコ年代記」(バジリコ)など。ブログ「Pachinko MANIAC WORLD別館〜気まぐれ日記〜」も随時更新中。