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乱世の獅子たち~第二章~ 庄司正英(ピーアークホールディングス株式会社 代表取締役)
20(ニーマル)ビジョンを全社員で共有
イチパチ(テンスロ)、女神のコンバット部隊、全館禁煙、アンチパチンコ宣言、業態改革、ジャスダック上場申請、潜在顧客の発掘、日本初のプリペイドカード導入……etc。その時代その時代で常に新しい挑戦と創造を繰り返してきたピーアーク。
今年の4月20日、同社は系列の全店舗を休業。貸し切った東京・六本木の「インボイス劇場」に全社員600人が集結した。そこで庄司社長は「『時間消費』『感動消費』を超え、次の時代へ競争優位モデルを積み上げていかなければならない」と述べ、2020年に向けた新長期経営ビジョン「ブランドビジョン2020(20ビジョン)」を高らかに宣言、全社員で熱い思いを共有した。
当日は、世界各国で人気のパフォーマンス集団・ブルーマンVS.書道家武田双雲氏の世界初コラボよるエンターテインメント・ショーも行われ、会場...
乱世の獅子たち~第二章~ 松谷明良(株式会社ビクトリア観光 代表取締役)
“心の応援団” に支えられ北海道岩内町に第1号をオープン 「人生の教師、または反面教師としてパチンコ業界からいろんなことを学び、いい部分も悪い部分も見てきました。その悪い部分を捨て、いい部分をすべて取り入れたパチンコ経営をやってみたい。そう思うようになり、独立を決意したのが40歳になる直前でした」 家庭の事情で大学を中退し、20歳でこの業界に飛び込んだ松谷。ホールスタッフからはじまり、マネージャー、支配人(釘師)、そして北海道で独立開業、8店舗を展開する今日に至るまで紆余曲折を経ながら50年の業界歴を重ねた。「20代はいろんなことをやり、30代はひとつの仕事に決め、40代は独立するという周りの風潮がありました。ホールの支配人だった30代の後半は、人並み以上の暮らしぶりはできていましたが、店を立ち上げるような貯金はありません。自分にあるのは体力と行動力、そして人との信...
乱世の獅子たち~第二章~ 斉藤雅夫(株式会社合田観光商事 常務取締役 営業本部長)
2円等価交換に手応えを感じている 「北海道では1円貸玉営業がすでに市民権を得ていますが、今年は2円貸玉が普及しそうですね。昨年秋口から当社でも2円を始めたのですが、今年に入ってかなりの手応えを感じています。不況下ということもあり道内では今後、1円と2円の低貸玉の比率は増えていくのではないでしょうか」 合田観光商事の常務取締役・斉藤雅夫は09年の北海道の市場動向についてそう語り、こんなエピソードを付け加える。「先日、出入りのメーカーが『ひまわりさんもっと2円をやってくださいよ』って言うんです。『何で?』と聞くと、『MAXやミドルを打つには4円では付いていけないんです』という。自分らが作っときながらですよ……(笑)。まぁ、業界全体の売上が落ちる一方で、機械代は上がっている。それでもホールは三洋さんや京楽さんから出る“鉄板機種”は買わなければいけませんから、それ以外の機種...
乱世の獅子たち~第二章~ 佐藤洋治(株式会社ダイナムホールディングス 代表執行役社長)
―ダイナムは07年3月期の赤字から2年で驚異的な回復をし、さらに今期は過去最高の経常利益を見込まれています。まずこのドラスティックな変革を総括していただけますか。佐藤代表執行役社長(以下、佐藤) 日本経済は過去40年近く拡大成長を続けてきました。バブル崩壊によって、例えば不動産や金融機関など苦しんだ業種もありますが、総合的にみて国内産業は輸出を柱に順調に成長してきたといえるでしょう。そして、その成長・拡大期のなかでは、どちらかというと財務や管理部門の人材が企業のトップに就いてきました。ところが、昨年あたりからマーケットが急速に縮小し、信用収縮も起き、すべてのモノが売れないということになると、財務ではもうどうにもならないのです。結局、財務畑では不良資産の売却、資産の圧縮、借金の減少というような方法でしか手の打ちようがない。それは間違いではないのですが、だからといって残され...
乱世の獅子たち~第二章~ 松田高志(株式会社エムズ・ユー 代表取締役社長)
アミューズメント業からパチンコ事業に参入。
アミューズメント業を営んでいた実家がパチンコ事業に参入したのは25年前、松田が24歳の時だ。その第一号店のオープンと同時にオモテ周りをはじめたという松田が振り返る。
「当時の雇用条件は朝から途中の休息をはさんで晩までの長時間労働。これじゃタコ部屋と同じだな、と。また、周辺のどこのホールを見渡しても雇用保険もない。アミューズメント業界に比べてかなり遅れているし、パチンコに対する社会のイメージも悪いという印象でした」
そんな中で多忙な日々を送り「志を見失いかけていた」という松田は心機一転、会社全体として地位向上を目指すことをスローガンに掲げた。今から15年前。業界は右肩上がりの成長を続けていた。「地位向上のためには自らエリを正...
乱世の獅子たち~第二章~ 榎本善紀(京楽産業.株式会社 代表取締役社長)
パチンコ業界の現状をどのように見ていますか。榎本善紀社長(以下、榎本) ここ数年のパチンコファンの減少についてはかなり危機感を持っています。企業に成長期があって、安定期があって、衰退期があるとすれば、現状の業界はまさに衰退期といえるのではないでしょうか。その逆境からどうやって盛り返していくか。いろんな業態の参考事例などをもとに、新しいビジネスモデル構築が必要な時期ではないかという気がしています。そうしたなかでもパチスロ機からパチンコ機へのシフトが成功し、高収益を上げているホール企業もあるようです。榎本 パチンコのハイスペック機が主流になってきて、客単価も上がっていますし、パチスロ機からパチンコ機へうまくシフトできたりした勝ち組のホール様にとっては利益が上げやすい状態になっていると思います。ただ、それは本当に長く続くものなのでしょうか。一歩引いて見ると、ファンが減って...
乱世の獅子たち~第二章~ 韓裕(株式会社マルハン代表取締役社長)
業界の現状をどのように見ていますか。
韓裕社長(以下、韓) パチスロは依然として良くない状況が続いていますが、“底”は見えてきました。一方、パチンコは各メーカーの努力によってバラエティーに富み、クオリティーも進化しています。そうした状況のなかで当社では台数比率の変更で対応してきました。パチンコとパチスロの比率が65対35だった1年前と比べ、いまは73対27になっています。その約7割のパチンコが予想以上に好調です。私見ですが今後、当社と同じように過去最高益を出してくる企業が増えてくるでしょう。というのも多くのホールでは営業不振というより財務的な部分が痛んでいます。そこをクリアして環境を整えれば営業的に回復できるし、顧客も付いてくる状況があります。でも財務を強化するのはそうではありませんから、二極化はさらに進むでしょう。
世界的な金融危機などの影響で融資面はさらに厳しく...

