

成長する中国マーケットを追い風に
進化・拡大を続けるマカオ・カジノ・リゾート。
その勢いは、まさに「アジアの時代」の到来を告げるかのようだ。
マカオカジノは今後どこまで伸張するのか。
ニッポンのカジノのゆくえをどう見るか。
「ポンテ16」のオーナー、ホフマン・マー氏に再び聞いた。
進化・拡大を続けるマカオ・カジノ・リゾート。
その勢いは、まさに「アジアの時代」の到来を告げるかのようだ。
マカオカジノは今後どこまで伸張するのか。
ニッポンのカジノのゆくえをどう見るか。
「ポンテ16」のオーナー、ホフマン・マー氏に再び聞いた。


マカオカジノの今後の展望は。
これからの10年、アジアは世界経済を発展させる中心になっていくと思っています。それとともにマカオのゲーミング産業もさらに発展していくでしょう。
しかし、中国だけが成長を続けるのであれば、世界の中心になることは不可能です。今のアジアの発展は、10年前の欧州連合(EU)の経済を連想させます。中国は最大の消費市場があり、オーストラリアは豊富な天然資源がある。そして、日本は最先端の技術を持っていますから、それぞれを統合すればアジアの経済発展は、もっと加速すると信じています。
しかし、中国だけが成長を続けるのであれば、世界の中心になることは不可能です。今のアジアの発展は、10年前の欧州連合(EU)の経済を連想させます。中国は最大の消費市場があり、オーストラリアは豊富な天然資源がある。そして、日本は最先端の技術を持っていますから、それぞれを統合すればアジアの経済発展は、もっと加速すると信じています。
カジノビジネスを成功させるには何が必要だと思いますか。
カジノ事業に参入したいと考える方が、よく陥る勘違いがあります。ラスベガスは元々、砂漠しかない場所で、そこから現在のような繁栄まで上り詰めました。表向きその変化は確かに大成功といえます。が、その発展過程では語り尽くせないほどの挑戦と困難を経て、かついろんな経験が積み上げられて、今日の成長が達成できたものです。しかし、もし他の地域でラスベガスと同じような形態(何もない所からゲーミング産業を立ち上げ、繁栄する)で進めようとしても、成功することは不可能に近いことだと思っています。
やはり、一番大切なのは地元の特徴を取り込むこと、例えば日本では都心からさほど遠くない、交通アクセスのよい場所にできるのが一番いいと思っています。現在、マカオはかなり繁栄していますが、マカオと香港をつなぐ一般的な交通手段はフェリー(船)のみです。将来的に、香港とマカオ、中国をもっと発展させるためには、三地(香港、澳門、珠海)をさらに強く結びつけるインフラの整備が必要です。そこで最近、「港珠澳大橋」を建設する計画提案が通過しました。完成予定は2015年から2016年になるでしょう。大橋ができたら、香港の都心(中環)からマカオ~珠海まで車で1時間以内で行くことができます。香港空港からマカオまでは車で30分以内となり、気楽に三地区を往来できるようになります。
やはり、一番大切なのは地元の特徴を取り込むこと、例えば日本では都心からさほど遠くない、交通アクセスのよい場所にできるのが一番いいと思っています。現在、マカオはかなり繁栄していますが、マカオと香港をつなぐ一般的な交通手段はフェリー(船)のみです。将来的に、香港とマカオ、中国をもっと発展させるためには、三地(香港、澳門、珠海)をさらに強く結びつけるインフラの整備が必要です。そこで最近、「港珠澳大橋」を建設する計画提案が通過しました。完成予定は2015年から2016年になるでしょう。大橋ができたら、香港の都心(中環)からマカオ~珠海まで車で1時間以内で行くことができます。香港空港からマカオまでは車で30分以内となり、気楽に三地区を往来できるようになります。

今やラスベガスを超えて世界最大のカジノ都市となったマカオ


日本では「普天間飛行場の移設問題」に絡み、沖縄カジノ構想が動き出しています。それについての見解をお聞かせください。
実は沖縄には2年ほど前、地元の関係者に招かれて視察に行ったことがあります。その時の感想を踏まえた私見ですが、沖縄でカジノ事業を展開することは、比較的難しいことだと考えています。というのは、現状で沖縄への来訪者は80~90%が日本本土からです。その次は台湾からですが、それほど人数は多くないようです。
例えば、2月にオープンしたばかりのシンガポールカジノは、かなり有利な条件を持っています。国土面積が狭いので、カジノがあるセントーサ島は都心から車で20分しか離れていません。しかも、ビジネスでシンガポールに来訪する人はとても多いですから、カジノリゾートがビジネスの息抜きを提供します。来訪者たちはシンガポールで宿泊を延長したり、それに伴って消費したりして、全体的に経済を向上させるでしょう。従って、カジノ経営は予想以上に成功するだろうと思います。
逆に都心から遠隔の地区でゲーミング事業を開始するのなら、投資予算が高額になるほど成功の可能性は低くなるでしょう。というのもアジア地域では、多くのカジノ経営が許可されていますから、エリア内の競合はますます激しくなっています。沖縄でカジノの経営を開始するのは、不可能だとは思いませんが、まず交通インフラを整備しなければなりません。以前、当社は中国国内でアンケートを行ったことがあります。「日本へ行ったら、一番訪れたい地区はどこですか?」「一番やりたい活動は何ですか」という質問に対し、それぞれ「東京」「温泉を楽しむ」という答えが80%に上りました。
また、日本へ行く中国人は非常に少なく、日本へ行ったら、ほとんどが東京、大阪、北海道などの大きな都市を優先します。ですから沖縄はその魅力をもっと認知されるように広告宣伝もしなければいけません。今の沖縄はそういう課題に直面しているのではないかと思っています。
例えば、2月にオープンしたばかりのシンガポールカジノは、かなり有利な条件を持っています。国土面積が狭いので、カジノがあるセントーサ島は都心から車で20分しか離れていません。しかも、ビジネスでシンガポールに来訪する人はとても多いですから、カジノリゾートがビジネスの息抜きを提供します。来訪者たちはシンガポールで宿泊を延長したり、それに伴って消費したりして、全体的に経済を向上させるでしょう。従って、カジノ経営は予想以上に成功するだろうと思います。
逆に都心から遠隔の地区でゲーミング事業を開始するのなら、投資予算が高額になるほど成功の可能性は低くなるでしょう。というのもアジア地域では、多くのカジノ経営が許可されていますから、エリア内の競合はますます激しくなっています。沖縄でカジノの経営を開始するのは、不可能だとは思いませんが、まず交通インフラを整備しなければなりません。以前、当社は中国国内でアンケートを行ったことがあります。「日本へ行ったら、一番訪れたい地区はどこですか?」「一番やりたい活動は何ですか」という質問に対し、それぞれ「東京」「温泉を楽しむ」という答えが80%に上りました。
また、日本へ行く中国人は非常に少なく、日本へ行ったら、ほとんどが東京、大阪、北海道などの大きな都市を優先します。ですから沖縄はその魅力をもっと認知されるように広告宣伝もしなければいけません。今の沖縄はそういう課題に直面しているのではないかと思っています。
アクセス(立地)面以外でカジノ運営に重要なポイントは何ですか。
「来訪客は『賭け』さえできればいい」と考える人が多いですが、実はまったく違います。「周辺にどんな魅力があるか」は、カジノ事業でもっとも大切なものだと考えるべきです。賭けのためだけに、わざわざ遠く離れた土地まで行くというのはごく限られた人たちです。
また、カジノフロア内ではいろんな現象があります。勝ったり、負けたりした人たちがたくさんいます。経営者にとって、最も重要なことは来場客にどれだけ消費してもらえるかということです。そのためには、常に質の高いサービスを提供したり、適切なサポートを実行したり、いい雰囲気を作り出したりする必要があります。
私は経営者として、来訪客が勝つことができて満足して帰っていただき、そして再度来訪いただければ非常に嬉しいです。しかし、それ以上に負ける方々がいます。負けが込み、冷静さを失っている方がいれば、接客スタッフは「ちょっと休憩しませんか」などと声をかけ、落ち着きを取り戻せるよう配慮しています。そうしたスタッフ・トレーニングもカジノ運営ではとても大切なことです。
また、カジノフロア内ではいろんな現象があります。勝ったり、負けたりした人たちがたくさんいます。経営者にとって、最も重要なことは来場客にどれだけ消費してもらえるかということです。そのためには、常に質の高いサービスを提供したり、適切なサポートを実行したり、いい雰囲気を作り出したりする必要があります。
私は経営者として、来訪客が勝つことができて満足して帰っていただき、そして再度来訪いただければ非常に嬉しいです。しかし、それ以上に負ける方々がいます。負けが込み、冷静さを失っている方がいれば、接客スタッフは「ちょっと休憩しませんか」などと声をかけ、落ち着きを取り戻せるよう配慮しています。そうしたスタッフ・トレーニングもカジノ運営ではとても大切なことです。

プロフィール
●1973年4月23日生まれ
●サクセス・ユニバースグループ(SUG)傘下のサクセスユニバースグループ株式会社(香港証券取引所の上場コード:00487)の副社長およびエグゼクティブ・ディレクター
●ポンテ16・リゾートホテル・マネージメント社副社長
●サクセス・ユニバース証券社ディレクター

